“噂” by 荻原浩(新潮文庫)

噂 (新潮文庫)


 

名前は知らなかったのだが、明日の記憶の作者の作品だということで興味を持って読んだ。ミステリーまたはサスペンスものというジャンルになるのだろうか。
文庫本としては分厚い部類だが、一気に読んでしまった。最後の最後で犯人がわかるのだが、予想外だった。最初に出てくる話の導入のためだけの人物だと思っていた広告マンが真犯人とは! しかし、最後の一行で新たな犯人として刑事の娘を匂わせて終わるのは余りに飛躍しすぎだし、白けさせると思った。犯人の意外性だけで十分だったのではないだろうか。父子家庭で、自分の父親である刑事が担当する事件の犯人になるような行動を娘がするとは思えない。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。


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