“新聞・TVが消える日” by 猪熊建夫(集英社新書)

新聞・TVが消える日 (集英社新書)

新聞・TVが消える日  

何とも中味のない新書だろうかというのが率直な印象だ。
新聞各社はすでにインターネットにサイトを開設しているが、TVとインターネットは今後どう融合していくのかに興味を持って購入した。インターネット通販で購入したのだが、店頭で中味を見た上でだったら購入しなかったと思うような内容だ。
この本を読んだ上での意見というわけではないが、紙の新聞は一覧性に優れるためインターネットに完全に置き換わることはないだろう。インターネット版の新聞は即時性重視、紙の新聞はもう少し掘り下げた内容も含めるような棲み分けだろうか。TVはTV局が作ったお仕着せのプログラムを「ながら情報」として取り入れるのには向いているが、現在の芸人ばかりが出てくるような番組は淘汰されるはずだ。ドラマやドキュメント、歌番組などは多分今までとあまり変わらず、インターネット版TVは、蓄積された番組を視聴者のニーズによって配信するようなかたちになるのではないだろうか。
要するに、新聞・TVが完全に消えるようなことはないと思うが、今まで通りと言うことはなく、会社組織としても再編や統合が進むのではないか。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 テレビとネットは融合するか(なぜネットでテレビ番組を流せないのか/放送側は、「そろり」と動き出したが… ほか)/第2章 「紙離れ」はどこまで進むか(朝刊を読むのは2軒に1軒!?/若年層の「新聞離れ」は急ピッチ ほか)/第3章 ネットになじむ音楽市場(「インディーズ」サイトが続々と/「CD不況」だが、「音楽不況」ではない ほか)/第4章 転機を迎えたゲーム産業(「世界の宮本」が2人/専用機種のいらないオンラインゲーム ほか)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
テレビが消える!?大手新聞社が崩壊!?そんなシナリオが真実味を帯びてくるほど、進化したインターネット。ウェブに侵食され、変革を迫られるコンテンツ産業(テレビ・新聞・出版・音楽・ゲーム)は、この時代をどうやってサバイバルしていくのか。「放送と通信の融合」の真の意味を解きほぐし、新聞業界の窒息を資本の閉鎖性・過少性とからめて論じるなど、「元・経済部デスク」の確かな眼で日本のコンテンツ産業の構造と未来を見通す。

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