2008年8月アーカイブ


陰日向に咲く (幻冬舎文庫 け 3-1) 

映画化もされたし話題になっている本だったが、なかなか読む機会がなく文庫本になったのを機会に読んでみた。
いわゆる短編集なのだが、それぞれの話の登場人物が他の話の中にちょっと出てきて、微妙に絡み合っている。
一つ一つの話の中でも最後に「なぁーんだ、そういうことだったのか」という種明かしがあったりする。
ホームレス、アイドルオタク、おバカなフリーター、ギャンブラーと芸人好きの鳴子、どの登場人物も、すべて主人公が一人称で話をしているような書き方になっている。
期待通り、話題通り、なかなかの短編集といえると思った。

NTT東日本からDMでお知らせが届いた。
電源投入後249日後にひかり電話の発着信ができなくなるとのこと。

早速手順に従って、電話機から「**111」とダイヤルしすぐに作業は完了したが、なんと、家庭内の無線LANネットワークが不通になってしまった。
FWバージョンアップによってルータの設定が初期化されてしまったものと思い、ルータのポートに直接PCをつなぎ、設定画面を開き確認すると初期化されていないことが分かった。
一体何が原因なのか、いろいろと考えてみたが理由が分からず、念のためにNTTのルータと無線LANのルータの電源を入れ直して再起動したところ、元通りに無線LANがつながるようになった。

結果オーライでよかったのだが、面倒くさいことを強いられるようになってしまったものだ。



かもめ食堂 (幻冬舎文庫 む 2-12)

約半日であっという間に読んでしまった。
映画化されていたのは知っていたが見たことはなかったし、群ようこさんの作品を読むのも初めてだった。
どちらかというと淡々と話が進んでいき、結局なにか劇的な展開があるわけでもなく、終わってしまったという感じである。
だからといってつまらなかったというわけでもなく、不思議な小説だった。
今度はDVDを借りてきて見てみようという気になった。


ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1) 

ノンフィクションものは、自分の知らない世界の話を知りたくて読んでいる。
この本を読んで、日本のジャーナリズムには問題があること、それは記者クラブの存在とその閉鎖性によるところが大きいことがわかった。
しかし、著者自身のNYタイムズでの経験と比較して日本のメディアや記者がおかしいという説明方法や、個人攻撃的な記述が多いことはちょっと気になった点である。確かに、正しいと思われる比較対象を示して、それに比べて日本はおかしいと説明した方が理解しやすいのはわかるのだが、自分自身を正当化し自分自身の自慢をしているようなニュアンスが感じられるところがひっかかったところかもしれない。
また、著者の主張は「記者クラブがおかしい」なのか「日本の新聞記者もテレビ記者もおかしい」なのか「会社勤めの記者がおかしい」なのか「自分以外のフリー記者はおかしい」なのか、読んでいて一貫しておらず分かりにくい。
某テレビ番組にコメンテーターとして出演しているところをみるとテレビはおかしくないということなのか?
また、日本のジャーナリズムの問題を解決するには、単に記者クラブを開放すれば良いのだろうかとも感じた。

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