"亀井静香が吠える痛快言行録" by 高橋清隆(ケイアンドケイプレス)

| コメント(0)
亀井静香が吠える 痛快言行録



亀井静香という政治家のことは以前から気になっていた。髪型が常に乱れている、ベランメェ調の話し方をする、どちらかというと悪者扱いされる・・。しかし、どこか憎めない感じがする、金融庁で第二記者会見を始めたオープンな姿勢を持っている・・
そんなときに出版されたのがこの本である。著者はフリージャーナリストだ。2009年9月から8ヶ月間、鳩山内閣で金融・郵政改革担当大臣を務めているときの記者クラブ会見、第二記者会見での発言の中から収録し、著者が注釈を加えた内容である。ほぼ一気に読み終えたが、素直に良書であると言える。
はじめににも書かれているが、本書を読むと亀井さんがいかに日本を国民を思っているかがよくわかる。小泉政権で実施された郵政民営化に反対するのも国民の金融資産を守るためだ。自民党時代に小泉に首相を譲ったことを後悔しているという話だが、もしそのときに亀井首相が誕生していたらどのような日本になっていたのだろうか。
これらの会見録全文は、金融庁のホームページに保存されているそうだ。
・平成21年7月~12月 http://www.fsa.go.jp/common/conference/2009b.html
・平成22年1月~6月 http://www.fsa.go.jp/common/conference/2010a.html
この本を読めば、記者クラブに属する大手マスゴミが、いかに嘘や偏向歪曲したことを報道しているかも良くわかる。
なお、本書の主旨(亀井さんの魅力を知ってもらう)とは異なるが、CIAに暗殺、植草一秀冤罪事件、中川昭一不審死、りそな会計士不審死、それを調べていた新聞記者の転落死や「自殺」、実際にこのようなことが起きているということに恐怖を感じる。亀井さんのようなまともな政治家に日本の舵取りをして欲しいと願う。

----
内容紹介
政治家、亀井静香が鳩山政権での金融・郵政改革担当大臣在任中に放った痛快な言葉を拾い集め、解説を加えた本である。過激な発言も、国民を守る気持ちが根底にあると擁護する。著者は前作で「マスコミ報道は全部宣伝だ」と切り捨てた、フリー記者の高橋清隆氏。
収められた発言は、「CIAがわたしを暗殺しない限り、アメリカの言う通りにはならない」「財研(記者クラブ)の連中は、財務省に洗脳されている」など、およそ現職の閣僚とは思えないものばかり。これらがほとんどマスコミに取り上げられないのは、亀井氏が外圧と闘っている証と著者は言う。マスコミは外圧の手先にすぎないのが、悲しい現実である。
文章は大変分かりやすく、主婦や中学生にも読んでもらうことを念頭に書かれている。それでいて読み進むごとに、わが国の行政権力やマスメディアが海外勢力に牛耳られている姿が浮かび上がる。亀井氏が取り組んできた郵政民営化見直しや「モラトリアム法案」、零細な共済を認める保険業法の改正は、国益奪還闘争のひとこまである。
引用は主に、金融庁大臣「第二会見」から取られている。この会見は記者クラブに入れない雑誌・フリー記者を集め大臣室で開かれてきた、亀井前大臣独自のものである。記者クラブという日本だけの排他的慣行をぶち破る試みとして、海外からも注目されてきた。歯に衣着せぬ発言は、毒されない記者に囲まれるリラックスした雰囲気から生まれたのかもしれない。
テレビや新聞は亀井氏を完全な悪役として描くが、それは最も強い権力である外圧から国民を守ろうとしている政治家だからである。本書を読めば、彼への悪印象は、宣伝によって植え付けられてきたものだと気付くだろう。

-収録する亀井氏の主な発言-
「この亀井静香をCIAが暗殺しない限り、アメリカの言う通りにはならない」
「これはマスコミが集団発狂しているんだと思う」
「記者クラブの連中は、財務省に洗脳されている」
「今の外務省は(米国)国務省の分室だよ。国賊と言われても仕方ない」
「本当は、わたしみたいなアホが大臣をしてたらふさわしくないんだ」
「何で姓が一緒になるのが嫌な人と結婚しなきゃいけないのか」

コメントする

このブログ記事について

このページは、yafoが2010年11月 3日 08:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「SBI損保 図書カード当選」です。

次のブログ記事は「「Windowsログオフ」のショートカット」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。