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「がまん」するから老化する (PHP新書)



体や脳をきちんと使うためにはきちんと栄養を供給することが必要

老人医療の専門医として数千人の高齢者を診てきた著者が自らの経験を元に書いたもので、老化やアンチエージングに関して説得力のある良書だ。
まえがきにも書かれているように、多くの医者が推奨する節約的健康法(ダイエットや節制)は逆に老化を進めるという。血糖値・血圧・メタボのBMIなどの医学的指標は、一般的に低い方が良いと言われるが必ずしもそうとは言えない。医学的指標にはそれぞれ相互に深いつながりがあり、対象者の年齢・性別・体重などによって意味が違ってくるため判断も変わってくるし対処方法も変えなければならないが、多くの医者はそれぞれの指標ごとに画一的な判断をしようとする。これは、医者の専門領域が細分化されすぎて人間全体の健康や老化を考えなくなったこと、栄養学を学んでいないし関心もないことなどが原因である。漢方医学では医食同源という考えがあることからも食事や栄養の重要性はわかるはずである。
非常に重要だと思ったのは、人間の体も脳も加齢よって衰えると思われがちだが、実は使わないことによって一番衰えるということだ。これを「廃用」というが、体や脳をきちんと使うためにはきちんと栄養が供給される必要があり、痩せているのは栄養不足ということである。メタボのBMI指標では25ちょっと(小太り)が一番長生きだという調査結果があるらしい。
老人の脳の写真を見ると前頭葉から萎縮することがわかっている。前頭葉は感情・意欲・創造性を担っており人間らしい部分であり、ここを活発化させることが「感情の老化を防ぐ」ことになる。東北大学川島隆太教授の「脳トレ」は前頭葉の血流を増加させる働きがあるが、さらにルーチンワークではなく波瀾万丈のワクワクするような場面に遭遇するとより活発に前頭葉が働き出す。人間は他の動物に比べて前頭葉が発達しており、前頭葉を使うことが人間らしい振る舞いそのものとも言える。感情の老化を防ぐために外見の老化を避けることも有効だ。

老化には五大学説(消耗説、内分泌説、遺伝子支配説、フリーラジカル説、テロメラーゼ説)があるが、どれが正しくどれが間違っているというものではなくすべてが関連している。
アルツハイマー型認知症は老化現象である。80代半ば以上の老人の脳をみるとアルツハイマー性変性が全員にみられ、重度の人が認知症で軽度の人は正常老人ということだ。
また、動脈硬化、癌、うつも老化現象と考えられる。動脈硬化により脳への血流が減り自発性低下感情失禁を起こすと、セロトニンが減少し情報伝達がうまく行かなくなり感情コントロールができなくなりうつになる。
加齢により高血圧・高血糖になるが、高齢者の血管が動脈硬化により流れにくくなるため、それを補おうと体が欲しているからではないかと思われる。糖尿病の人の血糖値を正常値まで下げると死亡率が上がるという調査結果がある。
働き手・生産者として生涯現役を目指すのと同様に消費者として生涯現役でいることも大切だ。お金を使わないといういうことは、社会の枠組みから外れるということになるからだ。

<その他>
・細胞のミスコピーにより出来損ないの細胞ができる フリーラジカルによる
・コレステロールが高いほどガンになりにくく、虚血性疾患になりやすい。バーター関係にある。
・コレステロールは鬱にもなりにくい免疫機能やセロトニンを脳に運ぶ役割がある。
・悪玉コレステロールLDLは
・肉を減らせ脂肪をとりすぎるなは
・糖尿病は血糖値が高いこと自体が問題ではなく動脈硬化を進めることが問題
・ED治療薬のバイアグラの効果の中には「血管を若返らせる効果」もある。

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内容(「BOOK」データベースより)
人間はいくら歳を取っても、心と体を使い続けることで若い状態を維持できる。一方で、高齢者になればなるほど「使わないときの衰え」は早くなり、「健康の ため」と称する無理なダイエットや節制が、老化のスピードを加速させてしまう。つまり、「がまん」ばかりの消極的な生活を送ってはいけないのである。本書は、最新の老年精神医学の知見をもとに「人は感情から老化する」「やせても長生きできない」「もっと肉を食べてもいい」など、アンチエイジングの"新常識"を解説。いつまでも若々しさを保つ生き方の秘訣とは?―。

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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 老化とは何か
  (若返る日本人/さまざまな老化学説 ほか)
第2章 メタボのウソ
  (やせると長生きできるのか/現代の日本人には当てはまらない? ほか)
第3章 クロード・ショーシャ博士のアンチエイジングメソッド
  (中高年以降のやせ願望の悪循環/体を若返らせることでスリムな体に ほか)
第4章 心の若返りの意味
  (人は感情から老化する/前頭葉の老化予防 ほか)
第5章 がまんは老化の元
  (ヘタな節制がかえって老化を進める/ダイエットすると飢餓レベルに近づく ほか)
第6章 日本人はなぜ若返ったのか?
  (島耕作と磯野波平/骨だけは老け込んでいる日本人 ほか)

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)



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内容(「BOOK」データベースより)
日本の多くのマスメディアは日本が抱えている本質的な問題に的確に向き合わずに、ただ不安を煽るような情報だけを発信し続けてきた。その罪と責任は大きい。だからこそ、「今、何が課題で、それを解決させるにはどう考えていけばいいのか」を、冷静に考察していきたい。

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平成になって早20年以上が経過した今、日本は明日への希望を見出せない若者や生活不安をかかえる中高年であふれている。本書は、経済・教育・雇用・宗教・女性・報道・環境・政治の識者がそれぞれの専門的視点から今日の社会状況を分析した一冊。

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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 政治─迷走する政治に活路を見出すために
第2章 経済─経済の立て直しに秘策はあるのか?
第3章 雇用・暮らし─非正規雇用の増加から考える、今後のあるべき雇用形態
第4章 教育─同情しないエリートと努力を知らない非エリート
第5章 女性─ますます加速する女性の社会進出
第6章 宗教─「宗教バブル」が起こった本当の原因
第7章 環境─創造型環境破壊がはびこる、ウソだらけの「平成」エコロジー
第8章 報道─進化し続けるメディアと僕らが生き延びるためのメディア・リテラシー

ニッポン再建論-8人の識者からの提言- (廣済堂新書)



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内容(「BOOK」データベースより)
日本の多くのマスメディアは日本が抱えている本質的な問題に的確に向き合わずに、ただ不安を煽るような情報だけを発信し続けてきた。その罪と責任は大きい。だからこそ、「今、何が課題で、それを解決させるにはどう考えていけばいいのか」を、冷静に考察していきたい。

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平成になって早20年以上が経過した今、日本は明日への希望を見出せない若者や生活不安をかかえる中高年であふれている。本書は、経済・教育・雇用・宗教・女性・報道・環境・政治の識者がそれぞれの専門的視点から今日の社会状況を分析した一冊。

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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 政治─迷走する政治に活路を見出すために
第2章 経済─経済の立て直しに秘策はあるのか?
第3章 雇用・暮らし─非正規雇用の増加から考える、今後のあるべき雇用形態
第4章 教育─同情しないエリートと努力を知らない非エリート
第5章 女性─ますます加速する女性の社会進出
第6章 宗教─「宗教バブル」が起こった本当の原因
第7章 環境─創造型環境破壊がはびこる、ウソだらけの「平成」エコロジー
第8章 報道─進化し続けるメディアと僕らが生き延びるためのメディア・リテラシー

日本はスウェーデンになるべきか (PHP新書)




著者は現職のスウェーデン公使で、2年間の在住経験をもとに「スウェーデン的生き方」とその元となる「スウェーデンの本質」について考察している。スウェーデンの本質は「自立した強い個人」「規則に基づく組織力」「透明性」「連帯」であり、この本質に基づき「男女平等社会」「手厚い社会保障」「独特の競争力強化のメカニズム」「自立意識の強い外交」などのスウェーデン的生き方が可能になるのだと言う。
市場機能重視のアメリカ型「小さな政府」の対極にあるスウェーデン型「大きな政府」の中身について説明し、小泉政権が押し進めたアメリカ型「小さな政府」に行き詰まりが生じている今の日本が、今後どうすべきかについての問いを投げかけている。
本書を読んで強く感じたのは、表面的には日本人とスウェーデン人は似ているが、本質的なところではかなりの違いがあるということだ。スウェーデン人の国民性は、真面目で勤勉、能率的で決まりをよく守り内気だという。一見日本人とよく似ているようだが、「自立した強い個人」という本質は大きく異なっている。スウェーデンの高齢者の子供との同居率4%、専業主婦率2%に対して、日本では高齢者の子供との同居率44%、専業主婦率28%である。この数値の違いがよくこれを表している。
「規則に基づく」という点も異なるところだろう。日本には本音と建て前があり、規則というよりは多数の意見やその場の雰囲気に従ってしまうところがあるが、スウェーデンでは律儀に法律・規則・ルールは守るという。著者はその顕著な例として、道路清掃のため夜間一時的に路上駐車が禁止となることがあり、深夜と早朝に車を移動させなければならないが、そのルールがきちんと守られていることを挙げている。労動組合の組織率の高さ、同一労働同一賃金が実現されていることは「組織力」がきちんとしている証拠だ。「透明性」に関しては、公平性を保つ仕組みが確立されており、さらにやる気を出すためのインセンティブを供与する仕組みと一体になって社会システムが成り立っている。また、「連帯」という概念は現在の日本には見られないものではないだろうか。農耕民族として他人との調和を尊ぶ日本人と狩猟民族として個人一人一人が強い自立心を持って責任を果たすことが求められるスウェーデンの民族の本質の違いを感じた。
また、個人個人もブレないが、国としても2世紀に亘って戦争をしていない、中立政策を取っているなど筋が一本通っているところも素晴らしい。
タイトルにもなっている「日本はスウェーデンになるべきか」だが、本質が異なるので全く同じ形、仕組みにはならないかも知れないが、日本がスウェーデンから学ぶべき点は非常に多いと感じた。

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内容(「BOOK」データベースより)
リーマン・ショックは市場機能重視の「小さな政府」に暗い影を落とし、深刻化したギリシャ危機は「大きな政府」の問題点を露呈した。では、日本はどうするのか?万能薬とはなりえないが、一つの答えが「スウェーデン・モデル」である。同じ大きな政府の中でも、この国の財政は健全で、「世界トップクラスの所得・国際競争力」を誇り、年金・医療・雇用・税制にも個性的な政策が並ぶ。今、決定的に重要なのは、日本との立場の違いを明確にした上で、スウェーデンという国を深く多面的に理解することなのだ。
珍妃の井戸 (講談社文庫)




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内容(「BOOK」データベースより)
列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは―。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。
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