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ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート (新潮新書)

ニッポンの評判  

日本人は他人からどう思われているのかを気にする民族だと言われている。このような本が出版され、ついつい買ってしまう自分を考えると苦笑してしまう。
収録されているのは、日本のメディアがことさらに伝えている嫌日・反日とはまったく違った内容で、実際に海外に住んでその国の人達と触れあっている日本人による現地レポートだ。
まず、ほとんどが日本に対して好意的ということに驚いた。アニメやスシなど日本ブームともいう現象があることは知っていたが、普通の人達が好意を持っていてくれることに安心した。
最も印象的だったのは、イラク戦争の時に取り残された日本人を救援に向かったのはトルコ航空機だったのだが、それに関しトルコ政府は「オスマントルコの軍艦エルトゥールル号が和歌山県沖で遭難したときに救護を受けた礼をしたに過ぎない」と言ったということだ。
フランス人が「あふれんばかりに日本人に好意的」というのはちょっと意外だった。ニース大学には忍術部まであるという。西洋文明とは全く異なる文明を持つ反面、民主主義国家で先進国であることが理由だと著者は言っている。オーストラリアの知日派ツナミ世代、ブラジルのマツリダンス、日本人は自分たちにそっくりというオランダ人、など読んでいて元気が出てくる本だった。

目次(「BOOK」データベースより)
第1章 「クール・ジャパン」へのまなざし
・第一線に就く知日派「ツナミ」世代―オーストラリア
・日本人よりも「日本通」な人々―ロサンゼルス
・古都の街並みに吹き込む新しい風―イタリア
・サンバと盆踊りの幸福なフュージョン―ブラジル
・ドラマもお寿司もルック・イースト―マレーシア
・「HENTAI」ポルノは世界標準―日本初AVソフト
第2章 「親日感」のさまざまな形
・世界で一番の片思い―トルコ
・「日本人のふりをする中国人」が出没!―トンガ
・「日本式経営」から調和と寛容を学ぶ―シンガポール
・皇室への親近感が架け橋に―オランダ
・家電製品が作り上げた好イメージ―ドバイ
・大公開!「日本人取扱い説明書」―ニュージーランド
第3章 誤解と幻想を超えて
・ノキア社員が目撃した「傲慢な日本人」―フィンランド
・日本とイランを行きつ戻りつ―イラン
・マンガは大好き!でも日本は知らない―ドイツ
・陽気なイタリア人への正しい答え方―イタリア
・それでも音楽の都を目指す日本人残酷物語―ウィーン
・日本語と英国人の距離を見つめて―イギリス
終章 もうひとつの「美しき文明」
・日本に抱く夢 ―フランス

内容(「BOOK」データベースより)
「日本人男性はキュート」(オーストラリア)、「中国人は大嫌い、でも日本人は大好き」(トンガ)、「アイロンもビジネスマンも、日本製は信用できる」(ドバイ)―。日本人がまじめに働いてきた年月は、世界で確実に評価されていた。「クール・ジャパン」への熱いまなざし、意外なほど根強い「親日」の精神。「日本が世界でどう思われているか知ってほしい」という願いを持った、各国在住の書き手による最新レポート。

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)

  

普通の生活の中でアフリカに関わることは滅多にない。マラソンなどのスポーツ選手をTVでみることはあるが、一般の人々の生活やまして政治がどうなっているかなどほとんど情報がない。
紛争や飢餓問題があることは知っていたがこれほどまでひどいとは知らなかった。
順調な国づくりが進んでいるのはボツワナくらい、政府が未熟なため国づくりの進度が遅いのは10カ国程度、残りは政府幹部や指導者が利権を追い求めるだけか、もともと国づくりなど考えていない状態だという。
いわゆる独裁政権が多く自身の不正を隠すために部族間紛争を引き起こしたり、国連などからの指摘に対してはレシズム(人種差別)だといって切り返し、私腹を肥やすことだけを考えている。
植民地時代に線引きされた国境は元々の部族のことなど考えていないから多数民族と少数民族の問題が起こる。
一方で、政府に頼らず自立しようとする人々のことも紹介してある。その中にはケニアナッツ社社長、ウガンダのシャツメーカー社長などの日本人もいるそうだ。ウガンダでシャツといえば「ヤマト」なのだとか。クロコダイルで有名なヤマト・インターナショナルのことだ。
ただ単に、カネやモノを与えて支援してもその場限りで、カネやモノがなくなれば元に戻ってしまう。「やる気」を起こすしくみ作りが必要であることが力説してある。


【目次】(「BOOK」データベースより)

序章 アフリカの今―ルムンバの夢はどこへ行ったか/
第1章 国を壊したのは誰か―ジンバブエで/
第2章 危機に瀕する「安全」と「安心」―南アフリカ共和国で/
第3章 アフリカの中国人―南アで、アンゴラで、スーダンで/
第4章 国から逃げ出す人々―パリで、歌舞伎町で/
第5章 「人々の自立」をめざして ―農村で、都市スラムで/
第6章 政府ではなく、人々に目を向ける―ケニアで、ウガンダで、セネガルで

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
豊かなジンバブエの農業を一〇年で壊滅させ、アパルトへイトを克服した南ア共和国を犯罪の多発に悩む国にしたのは誰か。中国の進出、逆に国を脱出するアフリカ人の増加などの新しい動きを追い、同時に、腐敗した権力には頼らず自立の道を求めて健闘する人々の姿も伝える。三〇年近いアフリカ取材経験に基づく、人間をみつめた報告。


捜査官ガラーノ (講談社文庫)
前線 捜査官ガラーノ (講談社文庫)

捜査官ガラーノ 前線   

パトリシアコーンウェルの新シリーズだが、Amazonなどのレビューをみるとあまり評判が良くない。その理由は有名な検屍官シリーズと比較して云々というものが多いようだ。幸い?検屍官シリーズは読んだことがないので、そういう先入観なしで読むことができた。
シリーズ1話「捜査官ガラーノ」を読んだのは約半年前、シリーズ2話「前線 捜査官ガラーノ」はついさきほど読み終えた。面白かったかと言われれば、まあまあという答えになるだろうか。
主人公は地区検事の部下の捜査官ということだが、日本でいうとどういうポジションなのか、そもそも地区検事とは何が分からない。選挙で選ばれるらしいので日本の検察庁の検事とは違うようだ。多分地検特捜部の検察官と同じようなものだろうか。
1作目、2作目ともに、事件はこの美貌の地区検事周辺で起こる。それを捜査解決するのがガラーノだが、公共のためというより上司のために捜査をしているということになり、やや違和感がある。あと、場面の移り変わりが激しくて、ちょっとついて行けなくなり前を読み返すことが時々あった。
まぁ、こんな疑問を抱かずにさらっと読み流せば良いのだろう。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
今から四十五年も前に起きた殺人の再捜査を命じられたガラーノ。被害者は有名な「ボストン絞殺魔」の最初の犠牲者である可能性もあるというが、州警察側を代表して、地方警察の連携組織・FRONTのメンツをつぶす役目も負わされているようだ...。秀でた容姿と明晰な頭脳を持つ新ヒーロー、第二の事件。


楽天ブックスでも送料無料キャンペーンをやっている。3月31日23:59まで。
HMVの送料無料に対抗してなのか??
送料って意外とかかるので、無料というのは購買意欲をかき立てるんだよね。

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

螺鈿迷宮(上) 螺鈿迷宮(下)   

これが正真正銘の「チーム・バチスタの栄光」の続編なのだそうだ。
おもしろかったかどうかと聞かれれば「まあまあ」という答えになるだろうか・・ どうしても「チーム・バチスタ」と比べてしまうのだが、「チーム・バチスタほどではないが」という前置きが付く。
桜宮家がどうしてこれほどまでに東城大学医学部付属病院に恨みを抱くのか、自殺幇助ビジネスを正当化して実行していたのか、葵がPTSDで自殺したという設定は安易すぎるのではないか、素人の頭では理解しづらい。無理に理解しようとせず読み流せば「おもしろかった」と言う感想になるのかもしれない。
あと、物語の展開が冗長で下巻の前半当たりでで読むのが辛くなった。表現や描写は巧みなのだが、作者自身がそれに酔いしれている感じがする。

やっぱり、前作が良すぎたということだろうか。これで海堂尊の小説は読み納めとしよう。

関連記事: 
 http://www.yafo.net/blog/2008/02/post-20.html
 http://www.yafo.net/blog/2008/09/post-36.html


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